「神弓祭(しんきゅうさい、かみゆみまつり)」は、弓矢の神聖で霊的威力により邪気を祓い、また農作物の吉凶を占う目的で古来より行われてきた神事です。
毎年4月第一日曜日に、宮座の今年から上座になる人と昨年上座になった人の2名により、古式に則って奉仕されます。
神事の最後には、宮座督殿(こどの)の交代の儀式である、御神扉の「御鍵渡し」が執り行われます。
本年は、祭典開始時に強い雨が降っていましたが、弓執り神事の際にはそれも弱まり、2月から熱心に稽古に励まれた成果が発揮され、古式に則った弓執りの儀が納められました。
また、当日夜には、新旧督殿の家から家に御分霊をお遷しする「遷御祭(せんぎょさい)」を厳粛に執り行いました。
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